こんにちは。
昨日は、天気がよかったので色々な現場確認に行ってきました


現場近くの木が生い茂る中から、、、
『ミーンミーンミーン』と・・・・・

夏はもうすぐそこですね

さて、タイトルにある【高齢者疑似体験セミナー】についてですが、、、
先日、埼玉りそな銀行さん主催 ノーマライゼーション研修にお声掛け頂き、
疑似体験を通じて高齢者の理解を深めるため、研修に参加させて頂きました。
【セミナー内容】
■高齢社会の現状や加齢に伴う身体機能の変化などの講義
■高齢者の身体状況を理解するための疑似体験
埼玉県人口 約7,160千人いる中、
団塊世代が75歳以上となる年の2025年には、おおよそ4人に1人が高齢者となり
埼玉県は、全国の中で最も急速に高齢化が進むといわれているそうです。
また、最近ニュースでも問題になっている認知症高齢者数に関してですが、
2025年には、高齢者10人に1人の割合で認知症にかかっていると推計されています。
平均寿命と健康寿命(健康上問題がなく日常生活を送れる期間)の差は、
男女ともに約10年ほどで、70代後半から急激に要介護(要支援)の認定率が上がり、、、
70代後半からは身体に何かしらの問題を抱えている方が多いとのことでした。
また、身体機能の低下だけでなく、心の変化(やる気を失う・落ち込みやすくなる・感情のコントロールが難しくなる)
などもでてくるそうです。
高齢者とのコミュニケーション上での留意点として、身体機能の低下・変化などの講義のあとに、
高齢者疑似体験へ、、、

疑似体験するにあたり、

これだけの物を身に着けます。
重りやら、、、サポーターやら、、、ゴーグルなどなど
身に着けた率直な感想は、、、
動きにくいより、重い。。。
視界が狭くて、ちょっと怖い。。。という感じでした。
これらを身に着けたあとは、日常的な行動を体験していきます。
【小銭で買い物】

【お箸で豆をつまむ】

他には、【新聞を読む】【文字を書く】【小さい声で話しかける】など体験。
この辺りは、違和感はありつつも慣れてしまうとあまり苦にならずこなせました。
その後、【階段上り下りや歩行】の体験


写真にある通り、階段では壁や手すりに掴まりながらでないと、視界が狭く転倒しそうでした

高齢者の状態が体験した内容というわけでは無く、また極端な部分もあり、
すべての高齢者がこのような状態にあるわけではないのですが、、、
日常生活での不自由に思うことなどが体験でき、住宅づくりの中での様々なヒントになったと感じています。
また、会社(企業)として接客対応や店舗のレイアウトなど考えさせられる箇所があるなとも感じました。
高齢化社会となることを避けられない中、、、
今後の会社(企業)や商品(住宅)の中で不自由だったと感じさせない事や物づくりをすることが必要なのだと感じさせられるセミナーでした。
by設計士